一人暮らしの転出届に関する4つの質問と答え

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少し時期が遅れてしまいましたが、今回は「一人暮らしを始める際に果たして転出届けを出すべきか?」という疑問についての回答をお届けしたい思います。具体的には次のような点をレポートにまとめてみました。

  1. そもそも転出届けとは?
  2. 転出届の必要性
  3. 提出しないと困る事
  4. 住民票異動の手順

「周りの人に聞いてみても転出届を出す派と出さない派がいて、どうすればいいのかわからない!」というようなお悩みがスッキリと解決し、気持ちのいい新生活のスタートが切れることを願っております。



一人暮らしの転出届に関する4つの質問と答え

 

なぜ転出届を出すのか?


転出届は簡単に言えば、住民票異動の際に必要になってくる手続きのことです。『住民票異動=転出届+転入届』ということになります。なので住民票を異動する必要があるため、転出届を提出する必要があることになります。住民票とは、

「日本において市町村と特別区で作成される住民に関する記録。
各市区町村ごとに住民基本台帳にまとめられていて、現住所の証明、選挙人の登録、人口の調査などに利用されている。詳細は住民基本台帳法で規定されている。」(引用元:wikipedia)

つまり住民票は、自分自身が現住所を証明するため、そして市区町村が「誰が、誰と、どこに、いつから住んでいるか」というような居住関係を記録・把握するためのものです。市区町村に協力するだけではなく、自分自身のためにも住民票異動=転出届はした方が良いかと思います。

一人暮らしでも転出届は必要?


先ほど、転出届が必須ではないような言い方をしましたが、それは条件によっては住民票移動をしなくても良い場合があるからです。このような特別な場合を除いて、住民票移動は「住民基本台帳法」で定められており、「市区町村に協力したくなし、面倒くさいから転出届は出さない!」という風にはできないようです。

  • 住民基本台帳法(罰則)第53条:嘘の届出または正当な理由がなく届出をしない場合は5万円以下の過料として扱われる

以下の二点に当てはまれば、転出届=住民票異動を行わなくて良いそうです。学生単身赴任の方に当てはまる場合があるかと思います。

  1. 一年以上継続して生活の本拠が移る場合は転居(または、転出・転入)の届出が必要(引用元:住民票ガイド)という国から提示された基準があるため= 現住所とは異なる市町村で送る学生期間が一年未満と考えられる場合
  2. 住民基本台帳法において、住所の定義とは「各人の生活の本拠」(住基法第4条)と記載してあるため= 生活の本拠が現住所の場合(月数回は帰省や自身の多くの所有物が実家にあるなど)

二点目の「生活の本拠」というのは曖昧な表現であり、個人の事情や状況により解釈が異なってくると思います。ですが客観的に見て、生活の基盤が旧住所にあると判断できる場合は、住民票異動の手続きは行わないでいいそうです。判断しかねる場合は、お住まいの市役所に詳細を問い合わせてみて下さい。

単身引越しでも転出届を提出しないと困る事はあるの?


このように一部の場合を除いて転出届を出す事は義務づけられています。必要か必要でないかという選択を国民がするのではなく、引越しの際にやらなければならない必須事項のようです。しかし、こんなことは言ってはなんですが、転出届を提出していない人がいるのも事実でしょう。またその罰則を受けていない人もいるでしょう。

多くのケースでは提出することをお勧めしますが、仮に住民票を移さないとどういう時に困るのでしょうか?想定される困ることや面倒なことをリストにしてみました。

  • 役所関係の書類(年金、税金)はすべて住民票があるところへ送られる
  • その地区での行政サービスが受けられない
  • その地区での選挙権がない→住民票のある場所で投票
  • 運転免許の住所変更できない→免許の更新手続きは住民票があるところで
  • 現住所が違うため、身分証明書の提示の際に不一致があり困る事がある(携帯ショップ、銀行など)
  • パスポートを取得する際は、住民票のあるへ行き手続きをする必要がある
  •  学生の場合、学校関係の書類も実家(住民票がある所)に来る事がある

なにかと厄介で面倒なことになりそうなので、一人暮らしでも正当な理由がない限り転出届=住民票異動の手続きを行った方が良いみたいですね。

住民票異動の手順とは?


それでは最後に住民票異動の具体的なステップを見てみましょう!

手続きに必要な物

  • 窓口に行く人の認印(必要でない場合もある)
  • 本人確認書類
本人確認書類例
一枚の提示で良いもの 運転免許証 二枚以上の提示が必要なもの 写真の貼付のない住民基本台帳カード
写真付き住民基本台帳カード 国民健康保険、健康保険、船員保険、又は介護保険の被保険者証
パスポート 共済組合員証
国又は地方公共団体の機関が発行した身分証明書 国民年金手帳
海技免状 国民年金、厚生年金保険、又は船員保険の年金保証書
小型船舶操縦免許証 共済年金又は恩給の証書
電気工事士免状 戸籍謄本等の交付請求書に押印した印鑑に係る印鑑登録証明書
宅地建物取引主任者証 学生証、法人が発行した身分証明書で写真付きのもの
教習資格認定証 国又は地方公共団体が発行した資格証明書のうち写真付きのもの
船員手帳
戦傷病者手帳
身体障害者手帳
療育手帳
外国人登録証明書

 

役所で行う場合の手順

  1. 引越し前の役所で転出届の記入
    • 市区町村の役所には住民異動届の用紙が置いてある
    • 見本があるので、照らし合わせながら必要事項を記入する
    • わからなかったら大抵の場合は、職員の方が優しく教えて下さります
  2. 転出届を窓口に提出する
    • 多くの場合、銀行にも設置されてある受付番号カードを取る
    • 自分の番号が呼ばれたら、番号が点灯された窓口に進む
    • 記入した転出届を提出すると、本人確認書類の提示が求められる
    • 市区町村により認印が必要
    • 問題なければ転出証明書を受け取ります
  3. 引越し後の市区町村の役所で転入届の手続き
    • 引越し日(転入した日)から14日以内に手続きをする
    • 転出証明書を持参する
    • 住民異動届の申請用紙に必要事項を記入
    • 転出届の際と同様に本人確認書類認印を持って窓口へ

まとめ

学校や職場からアパートなどの住居に関するものまで、新生活を始めるにはイヤになる程の手続きをしなければなりません。「もう面倒くさいからいいや!」と思ってしまいがちですが、後々あの時きちんとやっておけば良かったと後悔することもあるんですよね。転出届の提出もそんな手続きの内の一つだと思います。面倒な手続きをスッキリと終わらせて、新生活を気持ちよくスタートできたらいいですね。

参考資料:住民票ガイド(住民票.com)

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COZY LIFE

Writer at cozylife.jp
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